今日もまた忙しい日でした。朝から次々とやるべき事に追い回され、出勤前も後も家族とゆっくり話をする時間すらありませんでした。
頭の中は常にやるべき事が巡り、夫や子ども達に話しかけられることがウザったいとすら感じていました。忙しくて苛ついている私の様子を察してか、いつの間にか私の周りには誰もいなくなっていました。

夕食の片付けがひと段落し、ダイニング用の椅子に座ったところ、リビングルームにいた息子がダイニングルームに入ってきました。そして、こう言いました。”今、ハグしてもいい?私は”もちろんよ”と言い、息子をハグしました。また少しすると、娘が私の近くに来て、徐に”マミー、大好きよ”と言いながら、私にハグしました。

ここで、私は自分が小学校6年生のときの担任の先生の言葉を思い出しました。確か学年行事で、皆が忙しくしていた時の事だったと思います。
“忙”という字をよく見てください。この字は、りっしんべんと亡で成り立っています。りっしんべんの原型は”心”です。つまり、”忙”とは心を亡くすと書きます。どんなに忙しくても、心を失くさないように心がけましょう。
正に最近は忙しさが故に、心を亡くしてしまっていたのかもしれません。
子ども達は母親とのただ何気ない会話や仕草をキッカケに、愛情を感じるのだと思います。家事、仕事を完璧にやる事ばかりに気を取られ、心がこもっていない自分に改めて気付きました。